DX(デジタル・トランスフォーメーション)とはなにか?

近年、新聞やCM等のメディアでDX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉をよく耳にする様になりました。経済産業省も推進する「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」とは、一体なんでしょうか?

 

DX(デジタル・トランスフォーメーション)の概要

2018年に経済産業省より「DX推進ガイドライン」が制定され、この言葉を良く耳にするようになりました。この背景には、「2025年の崖」問題があります。老朽化、複雑化、ブラックボックス化している基幹システムがもたらす経済損失によって、日本企業の競争力低下を招く事が大きな問題となっているのです。この問題を解決する為に、DX=デジタル・トランスフォーメーションが必要なのです。

 

DXの課題

企業はDXによる、柔軟な組織改革の重要性に一定の認識はありますが、実際には進んでいないのが現状です。その理由に、企業の業務が複雑化し、ブラックボックス化する事で老朽化したシステムの見直しや入れ替えが出来ず、DXを難しくしていると考えられています。この要因がもたらす経済損失は2025年~30年の5年間で12兆円と試算されています。

 

DX=デジタル化?

直訳すれば、「デジタル変換」という事ですが、これまでのアナログ作業を単にデジタルに移行する事ではありません。今までFAXでのやり取りだった事をメールでやり取りするようにする。確かに少し便利になるかもしれませんが、業務自体は何も変わっていません。FAXでのやり取りを単にメールに置き換えただけです。ではどうすれば、DXと言えるのでしょうか?

 

DX=データ化によってもたらされる新たな価値創造

DXは企業が持つ様々な情報をデータ化し、そのデータを活用する事で新しい価値を持たせる事です。そのデータを基に新しいサービスが生まれれば企業の競争力が高まります。例えば、今までエクセルなどで管理されていた膨大な顧客データをローカルPCに保存したままでは何の価値も生みません。情報をデータ化し、それを活用し、さらに新しいサービスを生む事がDXなのです。

例えば、先程のFAXの例ですが、受信した大量の注文FAXをOCRで自動的に文字認識し、データベースに蓄積する。これがデジタル化です。このデジタル化したデータを基にオペレーターに自動的に割り振り業務を効率化する。これにより業務改革や新しいサービスを創造する事がDXなのです。

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